1)加熱に必要な高機能(多彩な制御、拡張性、温度計測、データ収集、自動センシング、安全機構など)を
実現、更に業界トップクラスのコンパクト設計の誘導加熱装置です。
2)大型カラータッチパネルを搭載
8.4インチTFTカラー(800×600,64kカラー)の採用により視認性と操作性が向上し、オペ
レータの操作を容易にします。
3)出力制御を完全自動化
ON/OFF制御に加え従来手動で行っていた位相制御を自動化、電源変動に対し安定した定出力制御が
可能になりました。
4)汎用入出力を標準装備(外部機器との通信も可能※オプション機能)
標準で入力/出力を各8点装備することで周辺装置との連携が可能、インライン化を容易にします。
通信機能を追加することでPLCへの対応も可能です。
5)温度取込仕様・精度の向上
標準で9種類の熱電対と4種類の温度帯の放射温度計に対応、幅広い温度領域での使用が可能です。
熱電対入力は16bitの分解能を備え温度の取込精度が向上しました。
放射温度計は従来の表示器が不要になります。放射温度計の設定や操作もタッチパネルから簡単に行え
ます。
6)自動制御は2モード(温度制御モード・出力制御モード)を搭載
自動制御は、従来の温度制御に加え、出力(%)制御も搭載、プログラムも10プログラム、15ステップ
の制御が可能になりました。出力制御を使用することで、金属ヒュームやガスが発生する試料であっても
影響を受けず再現性の高い安定した加熱が行えます。(※実際には事前に温度と出力の相関を確認し、
出力を算出する必要があります。本装置にはデータサンプリング機能を搭載しており、相関を確認するため
に必要な温度と出力電流を簡単に計測することができます)
7)自動センシング機能を搭載
コイル変更、試料変更に伴い必要なマッチング調整を自動化、自動センシングモードを実行することでワン
タッチで最適な発振周波数のセッティングが可能になりました。
8)トレンド&データサンプリング機能を搭載
(※データサンプリング機能を使用する時は付属の専用ソフトをパソコンにインストールする必要があり
ます)
加熱中の出力値と温度データをトレンド表示、更にデータサンプリング機能により温度と出力値を
高速サンプリング、採取したデータをパソコンに転送可能。(ファイル:CSV形式)
9)冷却水の状態をインジケータ表示し、更に自動給水/停止機能を搭載
問題の多い冷却水の供給状態が画面上のインジケータ表示で確認でき、良否判定が簡単になりました。
冷却水の自動供水/停止機能も搭載することで冷却水の消費量を削減、また漏水や結露によるトラブルを
未然に防止します。
10)アラーム表示の細分化と履歴管理
アラーム項目を細分化し、トラブル原因の追及が容易になりました。アラームの履歴も管理でき、
トラブル対応がスムーズに行えます。